小売企業の競争力は最終的には価格競争力で決まる

Aの店とBの店で同じ商品が売られている
Aの店はサービスが良質で店舗もきれいである
しかし商品の価格が高い
Bの店はサービスは最低で店舗も汚れている
しかし商品の価格はAの店の半値である


どちらの店舗で買おうか悩む
しかし商品には差がない
Aの店では確かに気持ちよく買い物ができるが
Bの店で買えば別の同質の商品が更にもう一つ買える


商品の価格差が僅かで
それが無視できるものでない限り
価格は購買の決定的要因である
つまり小売の最終的な競争力はサービスにはない


また小売の競争力はその利便性にもない
ネットユーザはAmazonを頻繁に利用する
しかしそれはリアル店舗に比べて利便性が高いからではない
単に価格が安いからか
リアル店舗に比べて価格が高くとも
その差が無視できるものだからである
液晶テレビが定価で売られていたら誰も買わない


小売企業が価格で競争できないとしたら
座して死を待つか
ユニクロセブン-イレブンのような
製造小売になるしかない