組織のパラドックス〜実践編

「君に期待しているよ」上司は言った。
「はい、がんばります」と答えた。
しかしがんばったけど、うまくいかなかった。
「君に期待したんだけどな。裏切られたよ」上司は言った。
「期待したあなたが悪い。期待しなければ裏切られなかった」と答えた。
「...」
「なぜ僕に期待したんですか」と聞いた。
「君なら僕の右腕になれると思ったからだ」上司は答えた。
『僕はあなたのパーツじゃない』と答えた。
「...」
「あなたの仕事はあなたがやるしかない。僕に依存すべきでない」と答えた。
「それなら君は君の仕事を見つけるしかないな。私に依存すべきでない」上司は言った。
「...」
「...」
「...」
「別のプロジェクトがあるんだが、やってみる気はないか」上司は言った。
「はい、やらせて頂きます。」と答えた。
「今度は期待しているよ」上司は言った。
「がんばります」と答えた。